読了本ストッカー『呪われた町㊤』


2011/10/12読了。

もしかすると、初スティーヴン・キングかも(汗)。
有名どころと短編集は読んでみようと思っているんですが。先に『死の舞踏』を読んでしまいました。

吸血鬼テーマを現代に甦らせた傑作として名高い本書。本当に文章が巧い……。
「ベン(その一)」「スーザン(その一)」というふうに章の中を分けて、話は進んでいくのですが、ところどころにある「ザ・ロット」という、舞台となる町<セイラムズ・ロット>を描く断章が、全体を引き締めている感じ。

プロローグがまたかっこいい!
合衆国を縦断する男と少年。ふたりはセイラムズ・ロットという町を気にしながら南下しています。国境を越え、異国の神父に告解をする少年。そして「戻ることに決めた」という男。住民が消え去ったというセイラムズ・ロットに戻るわけは?

なぜか浦沢直樹の絵柄が浮かんでしまう……ホワイ?