読了本ストッカー『竹光始末』

竹光始末 (新潮文庫)
藤沢 周平
新潮社
1981-11-27


2010/12/14読了。

◆「竹光始末」……表題作。つてとも言えない、微かなつてを頼んで、はるばる会津から海坂藩にやってきた小黒丹十郎と家族たち。乱心者を討伐すれば仕官が叶うと持ちかけられます。しかし、丹十郎の太刀は、すでに竹光……。さわやかな(?)ラストです。

◆「恐妻の剣」……馬場作十郎は入婿。最初は楚楚としていた妻の初江も、最近ではガミガミと口うるさくなっています。そんな作十郎に追手としての役目が与えられます。

◆「石を抱く」……こちらは町人もの。太物屋の石見屋に奉公する直太は、賭場に出入りしていた過去を持っています。奉公先の女将さんに心惹かれる(まあ、そんな単純な)

◆「冬の終りに」
◆「乱心」
◆「遠方より来る」