OKAGE (ハヤカワ文庫JA)著者：梶尾 真治
早川書房(1999-05
2009/7/21読了。
ちょっとばかし……いや、かなりなんだかわけの解らない話でした。『黄泉がえり』のイメージで読むと、かなり面食らいます（笑）。でもきっと、こちらのほうが梶尾氏の本性かと。「あれ？この本、小林泰三だっけ？」と何回も表紙をチェックしてしまいました。
それにしても、極悪の<式神男>がいい！ わけは解らないんだけれど、読み終わると寓話性を強く感じる本でした。
SFか、ファンタジー（ホラー）か迷うところですが、選ばれた子どもたちに意味がない（誰でも良かった）ところが、テッド･チャン的SFかと。
