読了本ストッカー:『オクターヴ』

オクターヴ (ちくま文庫)オクターヴ (ちくま文庫)
著者:田口 ランディ
販売元:筑摩書房
発売日:2007-05


 


 


 


2009/7/7読了。


スピリチュアル三部作(?)『コンセント』『アンテナ』『モザイク』は読んだので、もう終わりにしようと思ったのですが。


「バリ人は世界をいくつもの解釈で認識する知恵をもっている。彼らは知っています。人間の解釈だけでこの世界が成立しているのではないのだ……と」とある人物が語りますが、原始的(語弊がありますか?)というかであるがゆえに、世界の認識が優れているというのは果たしてどうなんでしょう?それは認識の仕方の違いですよね。


グレゴリオ暦絶対音感は支配するための悪として解き放たれるべきものとして描かれていますが、やはり一面的な感じが否めません。前作まではとても楽しめたのになあ……。