ぼくは悪党になりたい (角川文庫)
著者:笹生 陽子
販売元:角川書店
発売日:2007-06
2009/1/8読了。
主人公の兎丸エイジは、シングルマザーの母親と小学生の弟と暮らす高校2年生。複雑な家庭環境だけど、明るく生きるちょっとクールな少年、という良くある設定ですが、本書の一味違うところは、エイジがきれちゃうところ。今までいろいろと言うこと聞いてきたんだから、ちょっと爆発しちゃってもいいんじゃないかな、となっちゃうところです。まぁ、最終的には、雨降って地固まるってヤツなんですが。
笹生氏の作品は何作か読みましたが、本書が一番楽しめました。高校生くらいを書くのがちょうど良いのではないでしょうか。
超美少年なのに○○○○○○○○(これは読んでのお楽しみ!すごいですよ)にハマる親友・羊谷など、ナイスキャラも出てきます。