予告された殺人の記録 (新潮文庫)
著者:G. ガルシア=マルケス
販売元:新潮社
発売日:1997-11
2008/12/22読了。
ガルシア=マルケス作品は、『族長の秋』に次いで2冊目。改行もなく、かぎかっこもなかった『族長の秋』に比べればむちゃくちゃ読みやすいです。
自宅の扉の前で、双子のビカリオ兄弟によって惨殺されたサンティアゴ・ナサール。友人(知り合い?)であった<私>は、その死の意味(?)を坦々と調べ、記します。
次々に現れる登場人物たちがキャラたちすぎ。ガルシア=マルケス恐るべし!
それにしても訳者解説が完璧。全然知らなかった作品の裏側もきっちりを解かれていて、とても参考になりました。必読です。