読了本ストッカー:ホラーとは何か?……『ホラーを書く!』

ホラーを書く! (小学館文庫)


インタビュー/東雅夫


小学館文庫


2008/5/21読了。


 


ホラー評論家として活躍する東雅夫氏による、ホラー小説作家インタビュー集です。その人選の法則は「ホラー作家と呼ばれることを嫌がる連中にはインタビューしてやんない!」というもの(笑)。したがってリングなあの人とかは無視です。


各作家の欄の書名は、本書で言及があった作品で、記述師が未入手のものです。結構文庫が多いから、買えそうかな。



 ◆瀬名秀明 <メジャー・ホラーの先陣を切って>



・・・瀬名氏作品では『パラサイト・イヴ』『ブレインバレイ』は既読。『ロボット21世紀』は探しているんだけど、なかなか見つかりません(105円コーナーで探しているから)。



  • 『「神」に迫るサイエンスBRAIN VALLEY研究序説』  角川文庫

  • 『小説と科学』  岩波書店

  • 『ロボット21世紀』  文春新書

 ◆飯田譲治 <ホラー・バッシングに抗して>



・・・章題どおり、ホラー・バッシングに対する意見が的確。とてもわかりやすいです。「沙粧妙子 最後の事件」と「NIGHT HEAD」ハマったなあ~。沙粧の音楽まだ覚えてます。飯田氏の既読本は『NIGHTHEAD』シリーズ(CRAMPがカバーを書いてたハードカバーのやつ)と『アナザヘヴン』。『アナザヘヴン2』も買おう。


 ◆皆川博子 <大和言葉の綺羅を尽くして>



・・・既読本は『花の旅夜の旅』『たまご猫』『花闇』。



◆森真沙子 <人の心の闇を見つめて>



・・・森氏は完全に未読。以前東氏の著作でレビューを読んで、読みたいとは思っているんですけど。よくブックオフで見かけるので、後回しになっているのです。



菊地秀行  <異空間にこだわって>



・・・菊地氏作品は『妖神グルメ』が初かなあ、そういえば。昔から立ち読みはしてるんですけど。



  • 『怪奇映画ぎゃらりい』  小学館文庫

  • 『銀月譜』  双葉社

  • 『ジゴマ3』  ホラーウェイヴ

◆朝松健  <死の淵から生還して>


井上雅彦  <シンジケートを組織して>




 ◆小野不由美  <S・キングの呪縛を破って>



・・・「吸血鬼は人間に招かれないと、その住居に侵入できないという制約を逆手にとった」ええっ?そんな制約あったんだ・・・、知らんかった。<十二国記>シリーズも出ないし、ホラーものを読んでみよう。相当傑作のようです。



篠田節子  <ジャンルミックスを追求して>



・・・既読は『ハルモニア』だけかなあ。篠田氏は読もうと思ってるんです、実は。



小池真理子  <甘美で静謐な異界に魅せられて>