2007/12/10 読了。
金曜日に読み始めたのですが・・・第1話を読み終えた夜に急な高熱(怖ッ)。土日は寝て暮らしました。なんてったってオビのコピーが<本物の地獄を見せてあげよう>ですからね・・・。こわいなぁ。
現代ロンドンのハムステッドにある館を舞台にしたスプラッタホラーです。もうぐっちょんぐっちょんです。しかもぐっちょんぐっちょんだけならまだしも、<容赦がない>のがすごい。まじで女子どもにも容赦しません。う~気持ち悪い。
友成氏は書店店頭で見た『覚醒者』でその存在を初めて知った作家です。『覚醒者』はクトゥルー系でしたが、こういったスプラッタもののほうが本領発揮といった様子。でも親玉(?)も結構ユーモラスなとこが・・・なんとも言えない読了感でした。ま、273人殺してるヤツなんですけどね(ふぅ)。
解説が朝松健氏というのがまた黄金の布陣というかなんというか。
連作集なんですが、2話目の「異邦人の街」で披瀝される『帝都物語』的設定と印象的な幕切れが鮮烈で、お薦めです。