読了本ストッカー:<ロジカル・ナイトメア>の世界へ、ようこそ!……『怪奇幻想ミステリ150選#ロジカル・ナイトメア』

怪奇幻想ミステリ150選―ロジカル・ナイトメア


千街晶之  原書房


2007/9/28読了。


図書館で借りてました。
ぱらぱらっとめくった時は、結構知ってるかなぁと思ったのですが、熟読すると面白そうなものがわんさか!
タイトルは知っていたり、書店で見かけても手にも取ろうとしてなかった作品も、千街氏の解説を読んでいると、買いたい気にさせられてしまいます。とりあえず、集めたいものをメモ。



小酒井不木集』 ちくま文庫
海野十三集』 ちくま文庫
『真珠郎』  横溝正史  扶桑社文庫
久生十蘭集』  ちくま文庫
『物語のウロボロス』  笠井潔  ちくま文庫
『透明女』  戸川昌子  徳間文庫
<えぞ共和国シリーズ>藤本泉
          『呪いの聖域』  旺文社文庫
          『時をきざむ潮』  講談社文庫
          『呪者の殺意』  廣済堂文庫
          『針の島』  徳間文庫
          『呪いの聖女』  廣済堂文庫
<三部作>佐々木丸美
          『岸の館』  講談社文庫
          『水に描かれた館』  講談社文庫
          『夢館』  講談社文庫
『魔境殺神事件』  半村良  祥伝社文庫
『妖女のねむり』  泡坂妻夫  ハルキ文庫
『鬼神の血脈』  榊原史保美  角川文庫
『呪いの鈴殺人事件』  藤田宜永
『閉じ箱』  竹本健治  角川ホラー文庫
『地底獣国の殺人』  芦辺拓  講談社文庫 
『牙のある時間』  佐々木譲  ハルキ文庫
『蘆屋家の崩壊』  津原泰水  集英社文庫
『火蛾』  古泉迦十  講談社ノベルス
『三人のゴーストハンター国枝特殊警備ファイル』  集英社
『カリブ諸島の手がかり』  T・S・ストリブリング  国書刊行会
『タラント氏の事件簿』  C・デイリー・キング  新樹社
『赤い右手』  ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ  国書刊行会
『暗い鏡の中に』  ヘレン・マクロイ  ハヤカワ文庫
『ずっとお城で暮らしてる』  シャーリイ・ジャクスン  学研ホラーノベルス
『私のすべては一人の男』  ボアローナルスジャック  早川書房
『魔術師が多すぎる』  ランドル・ギャレット  ハヤカワ文庫
インキュバス』  レイ・ラッセル  ハヤカワ文庫NV
『堕ちる天使』  ウィリアム・ヒョーツバーグ  ハヤカワ文庫NV
ナサニエル』  ジョン・ソール  創元推理文庫
『ジョン・ランプリエールの辞書』  ローレンス・ノーフォーク  東京創元社
『穴』  ガイ・バート  アーティストハウス
<ブルー・ローズ三部作>  ピーター・ストラウブ
          『ココ』  角川ホラー文庫
          『ミステリー』  扶桑社ミステリー
          『スロート』  扶桑社
『魔女の鉄槌』  ジェーン・スタントン・ヒッチコック  角川文庫
『切り裂き魔ゴーレム』  ピーター・アクロイド  白水社
『チャタトン偽書』  文藝春秋
『魔の聖堂』  新潮社
『月長石』  ウイルキー・コリンズ  創元推理文庫
『妖怪博士ジョン・サイレンス』  アルジャノン・ブラックウッド  角川ホラー文庫
『幽霊狩人カーナッキ』  ウィリアム・ホープ・ホジスン  角川ホラー文庫
『不死の怪物』  ジェシー・ダグラス・ケルーシュ  文春文庫
『SS-GB』  レン・デイトン  ハヤカワ文庫NV
『エリアンダー・Mの犯罪』  ジュリー・ユルスマン  文春文庫 
『幽霊殺人』  ストルガツキー兄弟  ハヤカワSFシリーズ


<ミステリ>と<幻想>は、謎をロジカルに解明するものと、謎を謎として受け入れるものですから、相反するものである事は確かです。しかし<ロジカル・ナイトメア>である怪奇幻想ミステリのほうが、きっと面白いですよね。ほとんどの謎は解き明かされても、一点だけ謎として残る、なんて物語の方がね。