読了本ストッカー:鑑識ってすごい!……『ボーン・コレクター㊤』

ボーン・コレクター〈上〉


2006/12/11読了。


 2005年はジェフリー・ディーヴァーの『悪魔の涙』を一年の最後に読んだことを思い出します。
本書は「リンカーン・ライム」シリーズ第1作目です。捜査中の事故により四肢麻痺となった、元ニューヨーク市警中央科学捜査部長ライム。天才的な知識と想像力で捜査を進める冷静沈着な科学者でありながら、自殺志願者でもあったりして、設定が巧みです。
また『悪魔の涙』と同様に、女性キャラの設定も巧み。偶然最初の事件現場を発見し、現場保持に奔走したことからライムに見いだされ、警邏課(かつ広報課希望)なのに現場鑑識をさせられてしまう、元モデルにして関節炎の持ち主(笑)アメリア・サックス。