読了本ストッカー:緻密な論理ミステリ……『夏の夜会』

夏の夜会


2006/12/8読了。


30年ぶりに友達の結婚式で再会した小学校同級生の5人の男女。小学生時代に起こった事故(事件?)について話していると、色々と新事実が・・・。まさに二転三転!「恣意的な記憶」によって記憶が根こそぎひっくり返るんだから最強です・・・。みんなが当然のこととして話していた前提そのものが間違っていたり・・・語り手が信頼できなさすぎ。久々に緻密なミステリを読んだ気分です。


本書は西澤保彦氏の25作目とのこと。多作だなあ。「チョーモンイン」シリーズとかシリーズものは見かけたら買うようにしていて、既刊全部揃えたら読むつもりなのですが・・・いつになることやら。