読了本ストッカー:冒険小説って久しぶり……『シャドー81』

シャドー81


2006/9/15読了。


最新鋭戦闘爆撃機TX75Eは、可変翼で垂直離着陸可能ということはトムキャット+ハリアーってことでしょうか。
舞台はベトナム戦争の後期。裏表紙のあらすじを見てしまうと面白くないのでさっと読み始めることをオススメします(笑)。
軍、空港管制塔、報道機関など複数の視点から物語は進みますがとても映画的。解説には映画化間近とかかれていますが、ポシャったんですかね?
ラストは想像と違って、冒険小説版『私家版』といった趣。解説によると、発表当時は絶賛だったようですが、現在なら犯罪小説としては、真保氏の『ホワイトアウト』のようにもうひとひねりほしいのが正直なところでしょうか。