読了本ストッカー2007

読了本ストッカー:実は愛と信仰の物語……『エクソシスト』

エクソシスト ウィリアム・ピーター・ブラッティ 創元推理文庫 2007/12/28読了。 神父がなかなか串刺しにならないなぁと思ってたけど、それは『オーメン』だったか・・・。 実は映画の『エクソシスト』は観たことがないのですが、てっきり<少女が奇行をみせ…

読了本ストッカー:アメリカの舞城王太郎、コラゲッサン・ボイル。……『ケロッグ博士』

ケロッグ博士 T・コラゲッサン・ボイル 新潮文庫 2007/12/21読了。 『翻訳文学ブックカフェ』で知ったT・コラゲッサン・ボイル。この時ボイルについて語っていたのは青山南氏だったのですが、本書の訳者は柳瀬尚紀氏。唯一の文庫作品『ケロッグ博士』を買っ…

読了本ストッカー:人はなぜ偽るのか?……『偽書作家列伝』

偽書作家列伝 (学研M文庫)種村季弘 学研M文庫 2007/12/17読了。 碩学種村季弘氏に初挑戦です。同じく学研M文庫から出ている『クトゥルー神話事典』の巻末に本書が紹介されていたことで知りました。種村氏の名前だけは聞いたことがあったんですが、<偽書>と…

読了本ストッカー:“隠しとどめ”ってなにか、すごく知りたい……『秘太刀馬の骨』

秘太刀馬の骨 (文春文庫)藤沢周平 文春文庫 2007/12/14読了。 某藩(たぶんご存知海坂藩)の近習頭取・浅沼半十郎は、筆頭家老・小出帯刀から、数年前の重臣暗殺に利用されたと思われる秘太刀「馬の骨」の遣い手探索の手助けを命じられます。小出の甥である…

読了本ストッカー:淫靡なフランス・ミステリ……『蜘蛛の微笑』

蜘蛛の微笑 (ハヤカワ・ミステリ文庫) ティエリー・ジョンケ ハヤカワ文庫 2007/12/12 読了。 そういえばフランス・ミステリ(フレンチ・ミステリというのか?)は初めてかも。これどうして読もうと思ったのかなぁ・・・今調べたところ、どうやら『このミス2…

読了本ストッカー:本物の地獄を見せてあげよう……『黒魔館の惨劇』

黒魔館の惨劇 (光文社文庫) 友成純一 光文社文庫 2007/12/10 読了。 金曜日に読み始めたのですが・・・第1話を読み終えた夜に急な高熱(怖ッ)。土日は寝て暮らしました。なんてったってオビのコピーが<本物の地獄を見せてあげよう>ですからね・・・。こ…

読了本ストッカー:読み応えのあるミニミステリ67本!(どっしり)・・・『ミニ・ミステリ傑作選』

ミニ・ミステリ傑作選 (創元推理文庫 104-24) エラリー・クイーン編 創元推理文庫 2007/12/5 読了。 『密室殺人傑作選』に次ぐ、我が心の師、北村薫師の薦めるミステリ基本図書第二弾です。神保町で50円で手に入れたため、むちゃくちゃ日焼けしてます。カバ…

読了本ストッカー:ド真ん中青春小説!(久しぶり)……『楽園のつくりかた』

楽園のつくりかた (角川文庫) 笹生陽子 角川文庫 2007/11/22 読了。 ややこしいのばかり(?)読んでいたのでこの辺でヤングアダルトを。帰りの電車と家とでさっと読み終わりました。これ、なんで読もうと思っていたのか・・・まったく覚えがないのですが。 …

読了本ストッカー:「単時点的(パンクチュアル)な意味において、さようなら」……『タイタンの妖女』

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262) カート・ヴォネガット・ジュニア ハヤカワ文庫 2007/11/22読了。 今年亡くなったカート・ヴォネガット。書店店頭でもSFマガジンの追悼特集と絡めてフェアが見受けられました。しかし品切れも多いのか(未確認です)寂…

読了本ストッカー:暗号冒険小説!……『暗号機エニグマへの挑戦』

暗号機エニグマへの挑戦 ロバート・ハリス 新潮文庫 2007/11/19 読了。 オリジナルタイトルは"ENIGMA"。そのままにしとけばいいものを・・・こんな邦題にしたことで、なんだかプロジェクトX的な印象になってしまいました。とはいっても、中身もわりとプロジ…

読了本ストッカー:司馬遼太郎の伝奇時代幻想短編集……『ペルシャの幻術師』

ペルシャの幻術師 (文春文庫) 司馬遼太郎 文春文庫 2007/11/7 読了。 司馬氏の作品は『新撰組血風録』『梟の城』に続いて3冊目。 「ペルシャの幻術師」・・・表題作。西暦1253年、蒙古軍によって占領されたペルシャの街メナム。ペルシャ攻略軍支隊長である大…

読了本ストッカー:<づくし>シリーズを読もうと決意(ふたたび)!……『別役実のコント教室』

別役実のコント教室―不条理な笑いへのレッスン 別役実 白水社 2007/11/5読了。 図書館で借りました。中をパラッと見て、てっきり別役実氏のコントを自ら解体してみせる本かと思ったんですが・・・そうではなく、劇作スクールの生徒の作品を批評するものでし…

読了本ストッカー:本棚探偵、再び!……『本棚探偵の回想』

本棚探偵の回想 (双葉文庫 き 15-2) 喜国雅彦 双葉文庫 2007/11/4読了。 というわけで、『本棚探偵の回想』です。本作でも喜国氏の行動力は健在。神保町のすべての古本屋で探偵小説かそれに類するものを買う(今回は本当に買います)ことにチャレンジする「…

読了本ストッカー:再読!本棚探偵第1作!……『本棚探偵の冒険』

本棚探偵の冒険 (双葉文庫) 喜国雅彦 双葉文庫 2007/11/2再読了。 久々に新刊書店で購入した(すみません)『本棚探偵の回想』。を読む前に、第1弾であるこちらを再読。 改めて読んでみると、喜国氏の著作が面白いのは、行動的だからですよね。自分で函を作…

読了本ストッカー:長山靖生入門編。……『 歴史に好奇心#2007年10月号』

歴史に好奇心(2007年10月) NHK出版 2007/10/30読了。 書店店頭で長山靖生氏の名前がパッと目に入ってきて、おお?と思い購入。NHKの番組「歴史に好奇心」のテキストです。 「知るを楽しむ」という帯番組の木曜日が「歴史に好奇心」らしいのですが、水曜日…

読了本ストッカー:オカルト小説として認定!……『火刑法廷』

火刑法廷 ジョン・ディクスン・カー ハヤカワ文庫 10/26読了。 本格ミステリとしてももちろん有名ですが、怪奇幻想小説として読みました。カテゴリはミステリにしましたけれども。 編集者のエドワード・スティーヴンスが、自社の有力作家ゴーダン・クロスの新…

読了本ストッカー:「さあ全神経を集中して、ひと言も聞き漏らすんじゃないぞ」が口癖。……『魔法医師ニコラ』

魔法医師ニコラ (小学館文庫) ガイ・ブースビー 小学館文庫 2007/10/19読了。 菊池秀行氏による翻訳です。てっきり翻案かと思ってましたが(笑)。ま、あまりといえばあまりなカバー。菊地氏のオリジナル作品に見える! 1896年、100年前の作品なんですね。ピ…

読了本ストッカー:侍VS侍in台湾!……『ゼーランジャ城の侍』

ゼーランジャ城の侍 新宮正春 集英社文庫 2007/10/17読了。 本書は情報もまったくなく、偶然ブックオフで見かけてカバー裏の解説のみで購入しました。表紙は村上豊、ゼーランジャ城・・・もうこれだけで伝奇臭&オリエンタル臭がする!と思いまして(笑)。筒…

読了本ストッカー:時代を先取りしていた<情報系SF>!……『地球環』

地球環 堀晃 ハルキ文庫 2007/10/14読了。 堀氏の作品は初挑戦です。 <情報サイボーグ>シリーズの短編集(だそうです)。<情報サイボーグ>とは、体内に超高密度LSIを内蔵し驚異的な演算能力と記憶容量をもち、太陽系全域を覆う情報ネットワークのコンピ…

読了本ストッカー:「ぼくは警察官でもなんでもない。犯人を捕らえるのには何の興味もありません」……『人喰いの時代』

人喰いの時代 山田正紀 徳間文庫 2007/10/7読了。 よく見たら、この表紙はハルキ文庫ですね。ま、いいか。こっちの方が素敵な表紙だし。 タイトルからてっきり密室ミステリのオンパレードかと思ってたら、そういうわけでもないんですね。そう考えると、時代…

読了本ストッカー:だから私たちも余すところなく啜り尽くそう。……『シロツメクサ、アカツメクサ』

シロツメクサ、アカツメクサ (光文社文庫) 森奈津子 光文社文庫 2007/10/3読了。 ホラー系短編集です。巻末にある初出の表記を見ちゃうとなんとなく話の流れを意識してしまうので、見ないことをオススメします。 「一九七七年の夏休み」・・・田舎の家、開か…

読了本ストッカー:これが<信用できない語り手>か!……『日の名残り』

日の名残り カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 2007/10/2読了。 というわけで、偶然ですが『翻訳文学ブックカフェ』に登場した土屋政雄氏の訳した『日の名残り』です。 ダーリントン・ホールの執事として、戦前からダーリントン卿に仕えてきたスティーブンス…

読了本ストッカー:訳した本人の話が一番面白い!……『翻訳文学ブックカフェ』

翻訳文学ブックカフェ 新元良一 本の雑誌社 2007/10/1読了。 図書館で借りました。そういえば、本の雑誌社の単行本は初めてだなぁ。ジュンク堂池袋店で行われたトークを収録したものです。 <翻訳>ということに興味を持ち始めて、なんとなく営業中も<翻訳…

読了本ストッカー:<ロジカル・ナイトメア>の世界へ、ようこそ!……『怪奇幻想ミステリ150選#ロジカル・ナイトメア』

怪奇幻想ミステリ150選―ロジカル・ナイトメア 千街晶之 原書房 2007/9/28読了。 図書館で借りてました。ぱらぱらっとめくった時は、結構知ってるかなぁと思ったのですが、熟読すると面白そうなものがわんさか!タイトルは知っていたり、書店で見かけても手に…

読了本ストッカー:「コトブキ(はあと)」ってなんじゃそりゃ?……『ぼくのキャノン』

ぼくのキャノン (文春文庫) 池上永一 文春文庫 2007/9/26読了。 池上永一氏の著作は、『バガージマヌパナス―わが島のはなし 』に次いで2冊目。第二次世界大戦中に使われた大型カノン砲が一番高い丘に設置されたまま残されている沖縄のある村。村人はそのカノ…

読了本ストッカー:フィン、きみのいきつけの男性用品店はいったいどこなんだ?……『見えないグリーン』

見えないグリーン ジョン・スラデック ハヤカワ文庫 2007/9/21読了。 密室ミステリアンソロジー『大密室』の中で、誰かが言及していたことで知っていた作品です。今見返して見ると、恩田陸氏ですね。しかし、これだけの記述でよく探そうと思ったなぁ・・・。…

読了本ストッカー:<奇術師>VS<反奇術同盟>の血みどろの闘い?……『空のオルゴール』

空のオルゴール (新潮文庫) 中島らも 新潮文庫 2007/9/18読了。 中島らも氏の作品は『ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)』が五つ星の面白さでした。エッセイ系も有名ですが、記述師はほとんど未読。『カダラの豚』にはむちゃくちゃはまったなぁ。たぶん『その辺…

読了本ストッカー:密室短編ミステリ傑作選!……『密室殺人傑作選』

密室殺人傑作選 H・S・サンテッスン ハヤカワ文庫 2007/9/16読了。 北村薫師が『ミステリ12ヶ月』で基本図書として挙げていた本書。記述師としては破格の450円という高値で購入!(書いてて悲しい・・・)。ま、105円じゃなかなかないから仕方ないっす。 「…

読了本ストッカー:ところで・・・小森収って、誰?(勉強不足)……『はじめて話すけど…#小森収インタビュー集』

はじめて話すけど…―小森収インタビュー集 小森収 フリースタイル 2007/9/11読了。 図書館で借りました。パラパラっとめくったら三谷幸喜氏の名前が見えたので。タイトルどおり、小森収氏によるインタビュー集です。 各務三郎 「ミステリがオシャレだったころ…

読了本ストッカー:海坂藩の<隠し剣>たち。……『隠し剣孤影抄』

隠し剣孤影抄 (文春文庫) 藤沢周平 文春文庫 2007/9/7読了。 <隠し剣>シリーズの1作目ですね。2作目の『隠し剣秋風抄』から先に読んでしまいましたが・・・。 「邪剣竜尾返し」・・・檜山絃之助は雲弘流の剣士。ひょんなことから強敵と試合をしなくてはな…

読了本ストッカー:<天然脳髄>の持ち主、記述師です。……『脳髄工場』

脳髄工場 (角川ホラー文庫) 小林泰三 角川ホラー文庫 2007/9/5読了。 『玩具修理者 (角川ホラー文庫)』『ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)』『目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)』に続いて読んでいます。なんとなく『ゼウスガーデン衰亡史…

読了本ストッカー:森博嗣の思考をちょっと見てみる。……『すべてがEになる』

すべてがEになる―I Say Essay Everyday 森博嗣 幻冬舎文庫 2007/9/4読了。 森博嗣氏は大学生のときはまって以来、かなりコンスタントに読んでいます。幻冬舎のエッセイシリーズも、その昔ソフトカバーのものを何冊か読みましたが、売っちゃったので再読。105…

読了本ストッカー:伝奇時代小説の頂点(の一角)!……『産霊山秘録』

産霊山(むすびのやま)秘録 半村良 ハルキ文庫 2007/9/2読了。 もったいなくてとっておいたのですが、ついに読んでしまいました『産霊山秘録』!お、面白い。五つ星でしょう、文句なく。 連作集とも言える本書。「神変ヒ一族」「真説・本能寺」「妖異関ヶ原」…

読了本ストッカー:侵略!……『盗まれた街』

盗まれた街 ジャック・フィニイ ハヤカワ文庫 2007/8/27読了。 本書へのオマージュとして、恩田陸氏が『月の裏側 (幻冬舎文庫)』を書いたということで有名ですね。侵略SFの古典です。 『月の裏側』は“乗っ取られた本人”の内面を綴ったのが大変面白かったので…

読了本ストッカー:異常変態する広告生物群!……『アド・バード』

アド・バード 椎名誠 集英社文庫 2007/8/24読了。 1990年<日本SF大賞>受賞作品です。椎名誠氏の作品はあまり読んだことがありません。昔「中国の鳥人」が映画化されたときに同名短編集を確か読んだはず。なんとなく記述師の中では筒井康隆氏とイコールとい…

読了本ストッカー:作家ってすごいです。……『読書会』

読書会 山田正紀/恩田陸 徳間書店 2007/8/20読了。 図書館で借りて翌日読了。面白かったです。 山田正紀氏と恩田陸氏が、影響を受けた作品について語っていくという本書。わりとメインどころについて語っているので、これは知らなかったという作品はあまり出…

読了本ストッカー:「ご主人さまのお好きなように!」byコンセイユ……『海底二万里』

海底二万里 (創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ 創元SF文庫 2007/8/16読了。 ジュール・ヴェルヌといえば、記述師にとっては小学生時代にかなりはまった作家。小学校の図書館で(たぶん福音館版の)大判のハードカバーを読んだことを思い出します。今、福音館…

読了本ストッカー:“翻訳”の世界の入り口をそっと覗く。……『翻訳夜話』

翻訳夜話 (文春新書) 村上春樹・柴田元幸 文春新書 2007/8/15読了。 先日立ち読みした『翻訳教室』がめっぽう面白かったので、買ってみました。「文庫堂」なのに、禁を破って(?)新書です。 フォーラム1では大学生たち、フォーラム2では翻訳学校の生徒たち…

読了本ストッカー:清々しい、青年剣士の成長譚。……『蝉しぐれ』

蝉しぐれ 藤沢周平 文春文庫 2007/8/6読了。 映画化もドラマ化もされている(らしい)藤沢周平の代表作。ブックオフでもわりとよく見かけますね。 舞台はご存知、海坂藩。牧文四郎は二十八石の小身、牧家の養子。友人にも恵まれ、15歳にして空鈍流の剣士とし…

読了本ストッカー:か、かっこよすぎる!伝奇小説の星!……『十兵衛両断』

十兵衛両断 (新潮文庫) 荒山徹 新潮文庫 2007/8/3読了。 文庫王国で知って(多分)以来、「これは絶対に面白いに違いない!」と確信して探していました。105円ではなく150円で手に入れたのですが。著作を刊行順に読もうと思って読まずに取っておいたので…

読了本ストッカー:翻訳家って大変そうだ。……『特盛! SF翻訳講座#翻訳のウラ技、業界のウラ話』

特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話 大森望 研究社 2007/8/1読了。 大森望氏の<現代SF1500冊>シリーズや、柴田元幸氏の著作を読んで“翻訳”というものにかなり興味が出てきたので、図書館で借りてみました。 大森氏のSFマニアぶりは<現代SF1500…

読了本ストッカー:大塚氏をこてんぱんにやっちゃってます。……『探偵小説と記号的人物』

探偵小説と記号的人物(ヨミ キャラ/キャラクター) 笠井潔 東京創元社 2007/7/29読了。 図書館で借りたもの。<ミネルヴァ>シリーズ3作目です。返却期限が来てしまい返してしまったので、現在手元になく、感想がかけません・・・。残念。

読了本ストッカー:新田次郎らしからぬ純愛小説。……『永遠のためいき』

永遠のためいき 新田次郎 文春文庫 2007/7/27読了。 早瀬裕子、加島絢子、丸屋美佐の三人は八ヶ岳で三人の男たちに出会います。天文学者らしい岡村晃、ノッポの西浦和夫、縞のチョッキを着た梶原至郎。予想通り3対3の関係が始まります。なんだか立原正秋を読…

読了本ストッカー:こんな怖い版元に勤めてなくて本当によかった・・・出版社員必読の書!(嘘)……『魔障』

魔障 朝松健 ハルキホラー文庫 2007/7/26読了。 もったいなくて取っておいた朝松健氏の著作。ようやく読んでみました。 「魔障」・・・著者を思わせるオカルト本の編集者・平井は、ある日自称魔術師 の訪問を受け、一冊の私家本を渡されます。その名も“空の…

読了本ストッカー:「それほど待たずにすむのではないかと、私は思っている」……『失われた宇宙の旅2001』

失われた宇宙の旅2001 (ハヤカワ文庫SF) アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫 2007/7/24読了。 名作<宇宙の旅>シリーズも『2001』『2010』『2061』『3001』と読んできて、ラストは本書。映画製作の過程で削られたエピソードをまとめたメイキング的作品です…

読了本ストッカー:マージナルな文学世界へ。……『200X年文学の旅』

200X年文学の旅 柴田元幸・沼野充義 作品社 2007/7/17読了。 アメリカ文学者の柴田元幸氏と、ロシア東欧文学者の沼野充義氏による「文学の旅」です。図書館で借りました。 本書はブックガイドというわけではないので、読みたい作品に貼ったポストイットの数…

読了本ストッカー:彼の心臓が、血液が、あらゆる細胞がその原子の深みから求めるのは、故郷、故郷!……『故郷から10000光年』

故郷から10000光年 (ハヤカワ文庫SF) ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア ハヤカワ文庫 2007/7/10読了。 ティプトリーは初体験です。いや~やっぱり短編SFは面白いですね。時間も世界観もなんにも設定がわからない状態から読み始めて、だんだん内容が飲み込…

読了本ストッカー:全世界パニック小説!……『見知らぬ明日』

見知らぬ明日 小松左京 ハルキ文庫 2007/7/3読了。 1968年発表作ですが、1970年代云々という記述があるので、近未来SFということでしょう。さすが小松左京! 抜群のリーダビリティ&リアリティです。おなじ○○○が出てきても、高橋克彦とはちがいますね(高橋氏…

読了本ストッカー:遭難に次ぐ遭難!絶体絶命連発です。……『アイガー北壁・気象遭難』

アイガー北壁・気象遭難 新田次郎 新潮文庫 2007/7/2読了。 新田次郎氏の山岳小説短編集です。 「殉職」・・・18歳のときから59歳の今まで富士山頂観測所員の後ろ盾として山案内人を勤める永島辰夫。山頂観測員の交代のための登山では、約8年周期で七合八勺…

読了本ストッカー:日本最強のいたずらっ子、石黒達昌!……『人喰い病』

人喰い病 石黒達昌 ハルキ文庫 2007/6/28読了。 記述師のオールタイムフェイバリットSFのひとつ『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、』(文庫化&続編はハルキ文庫の『新化』)の著者、石黒達昌氏の作品。『平成3年~…